うちにはカメが3匹います。3年ほど前に長男が誕生日プレゼントとしておじいちゃんから買ってもらった『キイロセンパイ』、そのとき一緒にうちに来たミドリちゃんの代わりにとその年のクリスマスプレゼントで買ってもらった『Nミドリ』、そして一緒に買ったカブトニオイガメの『カブニちゃん』です。
キイロセンパイとNミドリはミシシッピアカミミガメ、世間一般ではミドリガメと呼ばれている種類です。
ミドリガメは私も小学生のときに飼っていたことがあるのですが、今思えば環境が悪かったのかすぐに死んでしまいました。
子どもというのは飽きっぽいもので、初めのうちは喜んでお世話をし、毎日よく観察していたのですが、しばらくたつとお世話はすべて私の担当になってしまいました。
カメがうちに来てから3年ちょっとの間、ほぼ毎日の水替えとエサやりはいつの間にか私の生活の一部になっています。
カメの水槽には陸場が欠かせません。
彼らは日光浴が必要な生き物です。
太陽の光で甲羅を乾かし、体温を上げて、成長していくのです。
冬場は基本的に冬眠するようですが、我が家のカメ達はまだ小さいので、水中ヒーターを使い、水温を26度にしています。
その他にUVBという太陽光と同じ紫外線を出すライト、保温のためのライトも使っています。
カメは水を汚すのでフィルターも念のためつけてあります。
水替えの頻度は変わりませんが、気休め程度にはなります。
カメを飼っていて気づいたことが二つあります。
一つはカメは意外と人間を見ているということです。
毎日お世話をする人のことはよく覚えるようです。
長男が通りかかっても無反応ですが、私が近寄るとスーッとこちらに寄ってきます。
エサの時間は決まっているので、その時間になるとバチャバチャと音をたて、こちらにエサくれアピールを始めます。
もう一つはカメ同士の絆が深いこと。
あるとき、水槽が狭くなってきたので、キイロセンパイとNミドリを別々の水槽に入れて隣同士に置いてみたところ、お互いを呼び合うかのように近くにいて離れませんでした。
なんだかかわいそうになったので、それまでよりも広い水槽を購入し、今日までキイロセンパイとNミドリは毎日一緒にいます。
きっと一生一緒にいるんだと思います。
カメ一匹いっぴき、性格が違います。
キイロセンパイはのんびりおっとり、マイペースタイプ。
Nミドリはせっかちでエサも我先に!とガツガツ食べるタイプ。
カブニちゃんはとても人懐っこく、穏やかな性格です。
カメを眺めていると細かい動きが面白かったり、ありえないことをやっていたり、意外と楽しいものです。
特に甲羅を干しているときの姿は見ていて飽きません。
水替えはちょっと大変だな、と思うときもありますが、水槽の環境がカメ達の一生を決めると思うとやはり手は抜けません。
できるだけ長生きしてほしいと思うので、これからもお世話をしっかり続けていきたいです。
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