チャロは2年前の6月のある日、うちの長男が学校の帰り道でたまたま見つけた子猫です。
その日、私は長女の幼稚園の用事でうちにいませんでした。
夕方、長女と一緒に帰ってきた私に長男が「猫見つけた」と一言。
私「そっかー。どんな猫?」
長男「まだ小さかったよ」
こんな会話をしているとゲリラ豪雨のような雨が降ってきました。
長男「流されるかもしれないから早く助けに行こうよ」
子猫は側溝の中にいたのです。
いつもより少し早めに帰ってきた旦那に猫の話をすると、段ボールにタオルを敷いて飛んでいきました。
うちに連れてきたのはなんと2匹。しかもまだへその緒がついています。
茶色い子と少し色が薄いクリームのような色をした子。
早く温めてあげないと危険な状態です。
幸いなことにうちにはカメ用の保温ライトがありました。
水槽にタオルを敷き、保温ライトをつけて、2匹をそこへ入れました。
か細い声で鳴きながら、うろうろしています。
旦那はホームセンターに走り、子猫用のミルクと哺乳瓶を買ってきました。
本当はその時点で動物病院に連れていければよかったのですが、残念ながらその日は診療時間を過ぎていました。
次の日、動物病院に子猫たちを連れていきました。
ミルクのやり方、お世話の仕方を教えてもらい、健康診断をして帰ってきました。
そうして我が家での子猫のお世話が始まることになりました。
生き物を飼ううえで一番大切な健康管理。
毎日体重をはかることでそれができます。
3日経ち、チャロももう1匹もミルクは飲んでいるはずなのになかなか体重が増えません。
おかしいと思い、もう一度病院へ行きました。
子猫は吸う力が弱いので、実はほとんど飲めてなかったのでは、とのことでした。
白い子猫はへその緒が取れた場所から腸が飛び出していました。
この子はもう助からないからうちで安楽死させるから、チャロ1匹にお世話を集中して、と言われました。
最期までお世話をしたいと思いましたが、クリーム色の子は病院に預けてきました。
助けることができなかったのは本当に悔しかったです。
いつか猫を飼いたいと思っていましたが、こんなふうに出会いが来るとは思ってもみませんでした。
チャロは今でもそのぬいぐるみをとても気に入っています。
0コメント