爬虫類が苦手な人が亀を見ると、やっぱり可愛くは見えないそうです。
冷たくて、ゴツゴツしていて、亀のどこがいいの?と聞かれることもしばしば。
表情も無いし、人になつくこともない、と思われている方もいるかもしれません。
どんな生き物にも当てはまることですが、小さいうちというのは可愛いものです。
ホームセンターやペットショップで売られているのはだいたい小さな子亀です。
小さいというだけで可愛いのです。
夏になると大きなプラ船の中にたくさんのミドリガメが入れられて売られています。
ミドリガメはだいたい500円程度の値段です。
それがまた気軽に飼える感じを醸し出しているのかもしれません。
ちょっと亀でも飼ってみようかな、とそんなノリで飼ってしまう人もいるかもしれません。
ミドリガメ問題という話題を一度は耳にしたことはありませんか?
大きくなって手におえなくなって捨てられたミドリガメが生態系を破壊しているというのです。
そのせいで本来自然界にいたイシガメやクサガメなどの種類が少なくなっているそうです。
今後数年のうちにミドリガメは特定外来生物へ指定され、飼育するにも許可が必要になるとか。
生き物を飼うということはその生き物が最期のときを迎えるまで、責任をもってお世話をすることだと思います。
大きくなって可愛くなくなった、手におえなくなった、そんな理由で捨てられた亀達は自然の中で生きていけるでしょうか?
たぶん、半数以上がすぐに命を落とすはずです。
生き残った強い亀達が公園の池で泳いでいるのです。
そして、生態系を破壊していくのです。
結局は人間の身勝手がまいた種なのです。
私は亀のつぶらな瞳が大好きです。
顔だってよく見ると可愛いと思います。
人になつく、という言い方は少し違う気がします。
亀は人に慣れるのです。
きっと亀から人間を見たら、毎日エサをくれるやつ、程度なのかもしれませんが。
亀は実は頭がよく、家の間取りを覚えるそうです。
エサの時間が近づいてくるとバチャバチャと音をたてて知らせてくれます。
時々テレビを真剣に見つめています。
足を思い切り伸ばして日光浴している姿は何とも言えない可愛さがあります。
甲羅を背負っていても案外早く走れるところや、狭いところが好きでハマって抜けられず、ジタバタしているところ、陸場に上がるのに一生懸命な姿。
亀のすべてが可愛く、愛おしいと私は思います。
現在亀を飼っている人は日本にどれくらいいるのでしょうか?
可愛くない、もうこんな大きな亀飼えない、と簡単に捨てたりしないでください。
また、興味本位で簡単に亀を飼うのもやめてください。
亀がどんな生き物か、何年生きるのか、最期までお世話ができるのかよく考えてみてください。
どんな生き物でも命の重みは同じです。
ペットは大切な家族です。
思うところをいろいろと書きましたが、亀は本当に可愛い生き物です。
これからもたくさん亀の素晴らしさをお伝えしていきたいと思います。
カメはユニークな生き物です。
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